足柄城址:静岡県駿東郡小山町竹之下
足柄城は、14世紀末に大森氏(駿河の土豪)によって築城されたと考えられている山城です。霞城と呼ばれることもあります。
戦国時代後期には後北条氏の支配下にあって武田氏との国境を守っており、武田氏が駿河に侵攻するたびに改修を施されています。
武田氏滅亡後には豊臣秀吉と対立し、1587年には再び大改修を受けました。しかし1590年の小田原征伐では、山中城の落城を知った守将の北条氏光(北条氏康の子)が小田原城に退却したことで、井伊直政に攻められて開城しました。
箱根の山の北側尾根に築かれた、土造りの山城です。城郭内に足柄街道が通っています。付近には古代の足柄関所の跡もあり、足柄峠の押さえとして重要な拠点であることが分かります。
現在では足柄峠城址公園として整備されており、曲輪・堀切・井戸などの遺構が残っています。二の郭跡からは、富士山を正面に眺められます。