浜松城:静岡県浜松市中央区元城町
浜松城は、1570年に徳川家康によって築城された平山城です。出世城と呼ばれることもあります。
この近辺には15世紀頃に今川氏が曳馬城を築いており、1568年頃に徳川家康の支配下に入っています。
1570年、武田信玄の侵攻に備えて、徳川家康が本拠地を岡崎から浜松に移転してこの城を築き、居城としました。1573年には、三方ヶ原の戦いで信玄に大敗した家康が、山県昌景の追撃を受けつつも浜松城に逃げ帰り、空城の計で難を逃れています。
1586年に徳川家康が本拠地を駿府に移転した後には堀尾吉晴・忠氏親子の居城となっていましたが、1600年の関ヶ原の戦い以降には主に譜代大名の居城となっており、多くの城主が幕府要職を務めたことから「出世城」と呼ばれるようになりました。
天竜川の西、浜松の市街を見下ろす三方ヶ原台地の南東端に築かれた梯郭式の平山城です。最高所に天守曲輪が独立して配されていることや、戦国時代末期の城らしい野面積みの石垣が要所に用いられていることが、特徴となっています。
現在では浜松城公園や市役所などになっており、天守台や曲輪などの遺構が残っている他、天守門が復元され、模擬天守(資料館、展望台 丸岡城天守がモデルとされる)や徳川家康の像が建てられています。浜松城公園は桜の名所としても知られています。