出石城跡:兵庫県豊岡市出石町内町
出石城(いずしじょう)は、1604年に小出吉英(豊臣秀吉の従甥、徳川家康の家臣)によって築城された平山城です。石城と呼ばれることもあります。
背後の有子山には、1574年に山名祐豊(宗詮)が築いた有子山城がありました。1604年に有子山城主となった小出吉英は、有子山城を廃城としつつ、その山麓付近の曲輪と居館を元にして出石城を築き、城下町も整備しました。
1696年に小出氏が改易されて松平忠周が城主になり、1706年に忠周が転封となると仙石政明が入城して、1834年には仙石騒動の舞台にもなったものの、仙石氏の居城として明治維新を迎えています。
有子山の北麓付近から平野部にかけて築かれた、梯郭式の平山城です。石垣は野面積みと算木積みで造られています。山頂には有子山城の山城部があります。
現在では登城橋河川公園として整備されており、石垣や堀が遺構として残り、登城門・登城橋が復元されて、模擬の西隅櫓・東隅櫓が建てられている他、辰鼓楼(城の廃材を利用して1871年に建造)があります。桜や紅葉の名所としても知られています。
市区町村の文化財