掛川城:静岡県掛川市掛川
掛川城は、1513年に朝比奈氏(今川氏家臣)によって築城された平山城です。懸川城、懸河城、雲霧城、松尾城と呼ばれることもあります。山内一豊の居城として知られています。
遠江への進出を図る今川氏は、1492年頃にまず近隣に城(掛川古城)を築き、後に掛川城を築きました。
1568年、徳川家康と武田信玄に挟撃された今川氏真が掛川城に逃げ込むと、徳川軍に包囲され、半年近い籠城の末、氏真の身の安全を条件に開城して、徳川氏の支配下に入りました。
1590年に徳川家康が関東に移封されると、豊臣氏家臣の山内一豊の居城となり、城下町や治水を含む大改修を施されています。
関ヶ原の戦い(1600年)の後に一豊が土佐に移封され、江戸時代には主に譜代大名の居城として明治維新に至っています。
逆川(さかがわ)の北で東西に伸びる丘陵に築かれた平山城で、逆川を掘として利用し、中央付近を大堀切で分断しています。最上階に廻縁の付いた天守閣が特徴です。土佐に移封された山内一豊は、この城の天守閣を元にして高知城の天守閣を築いています。
現在では掛川城公園として整備されており、二ノ丸御殿(日本に4つしかない現存御殿の1つ)・太鼓櫓(三ノ丸から本丸に移築 内部非公開)・大手門番所といった現存建築物や曲輪・土塁・堀切などの遺構が残っている他、天守閣(展望室 高知城の天守閣を参考に建造)と大手門が復元されています。
国の重要文化財(二の丸御殿)