騎西城:埼玉県加須市根古屋
騎西城(きさいじょう)は、現在の加須市根古屋(かぞし ねごや)に築かれた、築城年・築城者不明の平城です。上杉氏家臣の太田氏が築いたとする説もあります。私市城、根古屋城、山根城と呼ばれることもあります。
15世紀半ば以降に古河公方の足利氏と関東管領の上杉氏による争いの舞台の1つとなり、15世紀後半〜16世紀前半には上杉氏傘下の成田氏の居城となっていました。1560年に長尾景虎(上杉謙信)が進出してくるとその傘下に入るも、翌年には反旗を翻して後北条方につき、1563年の北条氏康・武田信玄連合軍による上杉攻めの際に謙信に攻められて再び落城、さらに1574年にも謙信に攻められています。
後北条氏滅亡後にはまず松平康重の、次いで大久保忠常の居城となり、大久保忠職(忠常の子)の移封に伴って1632年に廃城となりました。
関東平野の湿地帯の城らしく沼に囲まれた平城で、天守閣を持っていませんでした。内堀を障子堀としていたことが特徴です。
現在では、土塁が残っている他、模擬天守(郷土史料展示室)が建てられています。
市区町村の史跡(土塁)