小松城址:石川県小松市本丸
小松城は、1576年に若林長門守(加賀一向一揆方)によって築城されたとされている平城です。芦城、小松の浮城と呼ばれることもあります。
1579年に柴田勝家の攻撃で落城し、織田氏の支配下に入りました。
関ヶ原の戦いの後で前田氏の所領となったものの1615年の一国一城令に伴って廃城となりますが、1640年には前田利常(前田利家の四男)の隠居城として再築城され、その際に大改修を施されました。
梯川の南に広がる湿地帯に築かれた梯郭式の平城で、梯川を外堀の一部として利用しています。前田利常による再築城・改修によって大幅に拡張され、金沢城の約二倍という大規模な城となっています。広大な水堀と切込接の石垣が特徴です。
現在では跡地は主に小松市役所・芦城公園・小松高校となっており、天守台石垣や内堀石垣などが遺構として残っています。
市区町村の史跡
小松城三の丸
芦城公園:石川県小松市丸の内公園町
※小松城の三の丸跡にある芦城公園
芦城公園(ろじょうこうえん)は、1906年に開園した公園です。
小松城の三の丸跡を公園として整備したもので、池泉回遊式庭園となっています。園内には石碑や前田利常像などが建てられている他、市立博物館(小松城の二階御亭入口扉と御樓閣天井板を保管)や市立本陣記念美術館などの施設があります。桜の名所としても知られています。
小松城鰻橋御門
来生寺:石川県小松市園町
※旧小松城の鰻橋御門
小松城鰻橋御門は、かつて小松城の二の丸門だった長屋門で、小松城では唯一の現存建築物です。
長屋門とは門の両側に長屋を設けて居住可能としている門のことで、この鰻橋御門は二の丸と枇杷島を繋ぐ鰻橋の二の丸側に設けられていました。
1872年に小松城が解体される際に来生寺(浄土真宗の寺院)に移築され、現在では寺門として利用されています。
市区町村の文化財