興国寺城跡:静岡県沼津市根古屋
興国寺城(こうこくじじょう)は、15世紀後期に築城された平山城です。根古屋城と呼ばれることもあります。北条早雲の旗揚げの地として知られています。
今川氏の家督争いで功績を挙げた伊勢新九郎(北条早雲)が1487年にこの地を与えられて本拠地にした、とされています。
戦国時代後期には、今川氏の支配下にありました。
1568年に武田信玄が駿河に侵攻すると、今川氏の援軍として出兵した北条氏康の支配下となり、信玄の攻撃を受けながらも守り切っています。
1571年に武田氏と後北条氏が同盟を結んだ際に武田氏の支配下に入りましたが、1582年に武田氏が滅亡すると徳川氏の所領になりました。
1590年に徳川家康が関東に移封されると豊臣氏支配下となり、1600年の関ヶ原の戦いが終わると徳川氏の支配下に戻りますが、1607年に城主の天野康景が幕領民殺傷事件に際して家臣の引き渡しを拒絶して改易されると、廃城になりました。
愛鷹山の南麓に築かれた連郭式の平山城です。北側は大堀切と非常に大規模な土塁で守られ、東~南~西にかけては沼沢地が広がっています。野面積みの石垣も特徴です。城郭内に根方街道が通っている他、東海道とも近く、交通の要衝となっています。
現在では、天守台・空堀・土塁などの遺構が残っています。
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