佐柿国吉城:福井県三方郡美浜町佐柿
国吉城は、室町時代中期に常国国吉によって築城されたとされている山城です。佐柿城、佐柿国吉城と呼ばれることもあります。戦国三英傑が揃って入城したことで有名です。
1556年に入城した粟屋勝久(若狭武田氏の重臣)が改修を施し、1563年~1569年の度重なる越前朝倉氏の攻撃に耐え抜きました(国吉城籠城戦)。1570年には、朝倉攻めに際して、織田信長・豊臣秀吉・徳川家康らが入城しています。
本能寺の変の後には豊臣氏の支配下となり、城主となった木村定光によって改修を受けて城下町も整備されましたが、江戸時代初期には廃城となりました。
御岳山(おたけやま)の尾根の北西端(通称、城山)に築かれた連郭式の山城で、越前と若狭との境に位置して、旧丹後街道を見下ろしています。山上の詰城と山麓の居館で構成される典型的な中世城郭で、もともと土造りの城だったものの、戦国時代末期~江戸時代初頭にかけて総石垣の城へと変化しています。
現在では登山道が整備されており、石垣・土塁・堀切などの遺構が残っています。