前田速念寺:愛知県名古屋市中川区前田西町1丁目
前田城は、築城年・築城者不明の城です。前田氏発祥の地とされており、前田利家の生誕地との説もあります。
戦国時代後期には織田氏家臣の前田長定(前田氏本家)が城主となっており、荒子城(分家である前田利春の居城)を含む一帯を支配していました。しかし1556年の稲生の戦い(織田信長と弟の信行(信勝)との家督争い)で信行方に付いて敗れ、荒子城と共に信長の支配下となりました。本能寺の変の後には織田信雄の支配下に入っています。
1584年、小牧・長久手の戦いで滝川一益の誘いを受けて羽柴方に寝返った前田長定が討ち取られると、徳川軍に攻められ、留守を任されていた前田長種(長定の子)が降伏して落城、破却されました。
現在では前田速念寺となっており、石碑が建てられています。兜を模したような本堂の外観が特徴的です。