真壁城跡:茨城県桜川市真壁町古城
真壁城は、1172年に真壁長幹によって築城されたと伝えられている平城です。南朝方の関東六城の1つに数えられています。
中世を通して、真壁氏の本拠地(戦国時代末期には支城)として使われました。1423年には小栗満重の乱に際して足利持氏に攻められて落城していますが、その後も真壁氏の所領であり続けました。1602年に佐竹義宣の秋田転封に伴って空城となった後、1606年に浅野長政が入城、1624年には稲葉正勝(春日局の子)が入城し、1628年に幕府領となるのに伴って廃城となりました。
筑波山系西部の湿地に囲まれた台地を利用して造られた平城で、四重に巡らせた堀の各所に屈曲部を設けています。
現在では、土塁・掘・庭園などの遺構が残っています。城下町は、真壁伝統的建造物群保存地区として保存されています。
国の史跡
真壁城の薬医門
雨引観音楽法寺:茨城県桜川市本木
雨引観音楽法寺(あまびきかんのん らくほうじ)は、587年に法輪独守居士によって創建されたと伝えられている、真言宗豊山派の寺院です。雨引山の中腹に建てられています。
1254年に宗尊親王によって再興され、建武年間(1334~1338年)にも足利尊氏によって再興された、とされています。
かつての真壁城の薬医門がここに移築されており、黒門と呼ばれています。その他に、仁王門・本堂・鐘楼堂・多宝塔・本坊・客殿など多くの建築物があります。本尊の延命観音像(基本非公開)は、茨城県の平安木彫としては最古のものと言われています。桜や紅葉の名所としても知られています。