松任城址公園:石川県白山市古城町
松任城(まっとうじょう)は、平安時代末期に藤原師高(近藤師高)によって築城されたと伝えられている平城です。一名蕪城、鏑木城と呼ばれることもあります。
1183年に松任範光が入城して松任氏の居城となり、長享年間(1487年~1489年)には鏑木氏の居城となっていました。
1577年には手取川の戦いの際に上杉謙信の攻撃を受けたものの和睦し、謙信はここに城将を派遣して一向一揆衆との共闘で織田氏に対抗しましたが、加賀での上杉氏の影響力が衰えた1580年に柴田勝家の攻撃で落城しました。
その後、前田利長や丹羽長重(丹羽長秀の長男)の居城ともなりましたが、1615年の一国一城令に伴って廃城となりました。
手取川の扇状地の中心に築かれた平城です。
現在では本丸跡が松任城址公園として整備されており、曲輪や土塁が遺構として残っている他、内堀の石垣の一部が復元されています。