新高山城:広島県三原市本郷町本郷
新高山城(にいたかやまじょう)は、1276年に小早川雅平(沼田小早川氏)によって築城された山城です。
沼田小早川氏の居城である高山城の副塁として、沼田川を挟んだ対岸の新高山の山頂に築かれました。
竹原小早川氏当主の小早川隆景(毛利元就の三男)は、1550年に沼田小早川氏の当主にもなって竹原と沼田を統合し、翌年に木村城(竹原小早川氏の本拠)から高山城に移って、1552年には新高山城を新たな本拠とすべく改修・拡張を施しました。しかし隆景が1582年に本拠を三原城へ移し、さらに1596年に三原城の改修を始めると、それに伴って新高山城と高山城は廃城となりました。
北と東を沼田川(ぬたがわ)に囲まれる新高山の全体に築かれた大規模な山城で、築城当初の山頂の砦を修築して主郭としつつ、60以上の曲輪を設けています。山陽道や沼田川・瀬戸内海など、陸海の交通の要衝を押さえています。沼田川を挟んだ東の対岸には、高山城があります。三原城の改修時には、新高山城の石垣が流用されました。
現在では、竪堀・曲輪・井戸などが遺構として残っています。
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