小田原城:神奈川県小田原市城内
小田原城は、1417年に大森頼春によって築城された平山城です。小峯城、小峰城、小早川城、小早川館と呼ばれることもあります。後北条氏の本拠地として有名です。
15世紀末~16世紀初頭に伊勢盛時(北条早雲)の支配下となり、改修されて大幅に拡張されました。16世紀半ば~後半にかけては後北条氏の本拠地として、北条氏康・北条氏政・上杉謙信・武田信玄らによる争いの舞台となり、この時期にも改修を施されています。
1590年、豊臣秀吉による小田原征伐で、3か月の篭城戦の末に無血開城しました。それを受けて徳川家康の支配下に入ると大久保忠世が入城、以後にも主に大久保氏の居城として使われました。江戸時代前期にも数度の改修を受けています。
南の相模灘・東の酒匂川・西と北の箱根山といった天然の要害に囲まれた八幡山の頂上に築かれた平山城です。小田原の町全体を土塁と空堀で囲んだ外郭は大坂城をも凌ぐ規模を誇りましたが、徳川家康によって撤去されています。
現在では小田原城址公園として整備されており、曲輪・土塁・堀などが遺構として残っている他、天守閣(展示室、展望台)と常盤木門などの門が復元され、園内には小田原城歴史見聞館・小田原城情報館・観光案内所(昭和初期建造)があります。
国の史跡
小峯御鐘ノ台大堀切東堀
小峯御鐘ノ台大堀切:神奈川県小田原市城山3丁目
小峯御鐘ノ台大堀切東堀は、1590年頃に後北条氏によって造成された空堀の1つです。
豊臣秀吉との決戦(小田原征伐)に備えて小田原城の外郭に造成された空堀は東堀・中堀・西堀の3つで構成されており、中でもこの東堀は空堀としては国内最大規模と言われています。
現在では、城山公園の一部になっています。