龍泉寺:愛知県名古屋市守山区竜泉寺1丁目
龍泉寺城は、1558年に織田信行(信勝、織田信長の弟)によって築城されたとされている城です。
ここには延暦年間(728年~806年)に最澄によって創建されたと伝えられている龍泉寺があり、織田信長と織田信行との争いの中、この寺院を元にして築かれました。
築城から間もなく織田信行が暗殺されると廃城になりましたが、1560年の桶狭間の戦いに際しては清須城の北東の守りとして織田勢の一隊が派遣されています。1584年の小牧・長久手の戦いでは、羽柴秀吉(豊臣秀吉)の陣が置かれ、短期間の内に空堀(一夜堀)も造られましたが、秀吉の退却時に放火されて焼失しました。
庄内川の南岸で濃尾平野を一望する丘陵に築かれた城で、天然の要害に守られています。
現在でも龍泉寺が存続しており、一夜堀や土塁が遺構として残っている他、模擬天守(宝物館、日曜・祝祭日公開)が建てられています。境内には、仁王門(1607年建造)や多宝塔(1895年建造)などの建築物があります。
国の重要文化財(仁王門)