坂戸城跡:新潟県南魚沼市坂戸
坂戸城(さかどじょう)は、鎌倉時代に新田氏によって築城されたと考えられている山城です。
南北朝動乱の際に上杉氏の所領となり、後に家臣の上田長尾氏の居城になりました。1551年には、上杉謙信に包囲されて降伏し、その支配下に入ったとされています。
1578年、上杉謙信の死に伴う上杉氏の内乱(御館の乱)の際には上杉景勝の側につき、上杉景虎の要請を受けた北条氏照・氏邦兄弟に攻められるも撃退して、景勝の勝利に大きな貢献を果たしました。これを受けて春日山城の有力な支城となって改修を受けており、直江兼続が城主となっていた時期もあります。1582年には滝川一益に攻められたものの、守り切っています。
上杉景勝の転封を経て堀直寄の居城になると山麓に居館部が築かれますが、江戸時代初期には廃城となりました。
魚野川と三国川の合流点に向かって半島状に突出して三国街道を見下ろす坂戸山に築かれた山城で、陸路・水路の要衝に位置しています。天然の要害に加えて大規模な堀切や畝状竪堀も利用した、堅固な城です。
現在では登山道が整備されており、石垣や堀切などの遺構が残っている他、石碑が建てられています。