真田氏館跡:長野県上田市真田町本原
真田氏館(さなだしやかた)は、永禄年間(1558年~1570年)に真田氏によって築城されたとされている平城(城館)です。御屋敷と呼ばれることもあります。
1583年に上田城へ移転するまで真田氏の本拠地として使われ、周辺には家臣の屋敷や城下町が形成されていた、と考えられています。
上田盆地の北東部、神川(かんがわ)の扇状地の奥に築かれた居館で、周囲に堀と土塁を巡らせています。周囲の山には、真田本城など多くの詰城・支城が配されています。
現在では御屋敷公園として整備されており、石積み・大手門・厩などの遺構が残っています。ツツジの名所としても有名です。東曲輪跡にある皇大神社は、上田城移転後に真田昌幸が勧進したものと伝えられています。隣接地には真田氏歴史館があります。
都道府県の文化財
真田氏本城
真田氏本城跡:長野県上田市真田町長
真田本城(さなだほんじょう)は、天文年間(1532年~1555年)に真田幸隆(幸綱)によって築城されたとされている山城です。真田山城、松尾城、松尾新城、住連寺城、十林寺の城山と呼ばれることもあります。
真田氏館の詰城として築かれ、周囲の支城群の司令部として用いられた、と考えられています。
1541年に武田信虎・諏訪頼重・村上義清による侵攻(海野平の戦い)を受けて真田幸綱が上野に逃れると村上氏の支配下となりましたが、武田氏の家臣となった幸綱によって1551年に奪還され、以降には真田氏の所領となりました。
上田盆地を南西に見下ろす山に築かれた山城で、真田氏館の北東に位置しています。
現在では公園として整備されており、堀切・土塁・石積みなどが遺構として残っている他、真田氏本城跡の碑が建てられています。