園部城跡:京都府南丹市園部町小桜町
園部城は、1619年に小出吉親によって築城された平山城(陣屋)です。薗部城、園部陣屋と呼ばれることもあります。日本で最後に築かれた城として知られています。
園部藩主となった小出吉親が宍人館に代わる拠点として築いて以降、小出氏の居館であり続けました。3万石以下の無城主格なので城と名乗れず、園部陣屋と呼ばれていましたが、1864年から新規築城を申請し、大政奉還を経た1868年に認められて、1869年に完成して園部城となりました。
園部盆地のほぼ中央の台地に築かれた平山城です。最初の築城時には方形の本丸の周囲に家臣の屋敷を配した陣屋でしたが、外堀は城下町や西の小麦山までを囲む大規模なもので、その内側にも堀が設けられていました。1869年の新規築城時に、本丸には3つの櫓門と4つの二重櫓が、小麦山には三重櫓(小麦山櫓)が建てられています。
現在では本丸跡が園部高等学校になっており、本丸の巽櫓(内部は基本非公開)・番所・櫓門(校門として使用)・土塀が現存している他、各所に石垣が遺構として残っています。近隣の園部公園には、模擬櫓(国際交流会館)が建てられ、櫓台や内堀が遺構として残っています。
園部城の太鼓櫓
安楽寺:京都府南丹市八木町北屋賀国府
※園部城の移築太鼓櫓がある安楽寺
安楽寺は、1470年に創建された浄土真宗本願寺派の寺院です。
境内にある太鼓櫓は、かつて園部城の本丸に建っていた隅櫓の1つを1871年に移築したものです。二階に掛けられている太鼓は、丹波亀山城のものと伝えられています。軒瓦には、小出氏の家紋(亀甲に小の字)が入っています。
市区町村の文化財