杉山城跡:埼玉県比企郡嵐山町杉山雁城
※続日本百名城、日本名城百選、国の史跡
杉山城は、現在の比企郡嵐山町(ひきぐん らんざんまち)に、15世紀末~16世紀前半に山内上杉氏によって築城されたと考えられている山城です。初雁城と呼ばれることもあります。比企城館跡群の1つに指定されています。
関東管領の山内上杉氏と同族の扇谷上杉氏による内部抗争(長享の乱、1487年~1505年)の時期に築城され、短期間で廃城になった、と考えられています。
鎌倉街道を見下ろす丘陵の尾根に築かれた土造りの山城で、鉢形城(山内上杉氏の拠点)と川越城(扇谷上杉氏の拠点)との中間に位置しています。高低差の利用、屈曲部の多用など、戦闘用の城としての工夫が多く凝らされており、「築城の教科書」「戦国期城郭の最高傑作の1つ」と言われるほどの高度な築城技術から、従来の説では後北条氏時代の城とされていました。
現在では麓の積善寺を登り口とする登山道が整備されており、曲輪・空堀・土塁などの遺構が残っています。