田口城跡:長野県佐久市田口
田口城は、築城年・築城者不明の山城です。田ノ口城と呼ばれることもあります。依田信蕃の居城として知られています。
田口氏本拠の田ノ口館の詰城として築かれたと考えられており、戦国時代後期まで田口氏の居城でした。武田氏の佐久侵攻に際して1546年に攻め落とされ、1548年に奪還を試みた田口氏は敗れて滅亡しました。
1582年の武田氏滅亡後、旧武田領を巡る天正壬午の乱の末に徳川氏の支配下に入り、依田信蕃の居城となりましたが、信蕃は1583年の岩尾城攻めで戦死しました。
多くの曲輪を配した大規模な山城で、石垣を多用しています。甲斐と信濃との境目の城として、重要な位置にありました。
現在では登山道が整備されており、石垣・曲輪・堀切などの遺構が残っている他、龍岡城を見下ろす五稜郭見晴らし台が設けられています。麓の蕃松院(依田信蕃居館跡)には、依田信蕃兄弟の墓があります。