高山城:岐阜県高山市城山
高山城は、1588年に金森長近によって築城された平山城です。天神山城と呼ばれることもあります。
同地付近には文安年間(1444年~1449年)に飛騨守護代の多賀徳言が多賀山城を築いており、永正年間(1504年~1521年)には高山外記がそれを山頂まで拡張して天神山城とした、とされています。高山氏は16世紀半ばには三木自綱(姉小路頼綱)に敗れて滅亡しています。
1585年の豊臣秀吉による富山の役(佐々成政の討伐)に際して、成政と同盟していた姉小路頼綱を討伐した金森長近が飛騨の領主になりました。長近はまず鍋山城に入りましたが、1588年には天神山城跡に高山城を築き、飛騨の政治・経済の中心地とすべく城下町や武家屋敷を整備しました。
1692年に金森氏が移封されると加賀前田氏の預りとなり、1695年には幕府領となって破却されました。
高山盆地の南東部、城山(臥牛山、巴山)に築かれた梯郭式の平山城で、城下町は現在の高山市の基盤となりました。天守閣などに、安土城の影響が見られます。
現在では城山公園として整備されており、土塁・水堀・本丸石垣などの遺構が残っている他、復元石垣や金森長近の像があります。
都道府県の史跡
高山城の月見殿
東山神明神社:岐阜県高山市天性寺町
※高山城の月見殿を移築した絵馬殿がある東山神明神社
東山神明神社は、寿永年間(1182年~1184年)に創建されたと考えられている神社です。天照大神を祀っています。高山の東山三社の1つに数えられており、高山城から移築した絵馬殿で知られています。
絵馬殿は、かつて高山城の月見平に建っていた月見殿を、城の破却時(1695年)に移築したものです。江戸初期に建造されて移築時に改造を施された、と考えられています。壁を持たない四方吹抜の構造や舟肘木などの特徴を持ちます。
本堂は、1739年に再建されたものです。
都道府県の文化財(絵馬殿)