横須賀城跡公園:静岡県掛川市西大渕
横須賀城は、1578年に大須賀康高(徳川氏家臣)によって築城された平山城です。松尾城、両頭城と呼ばれることもあります。
武田氏の支配する高天神城を攻めるに当たり、付城群を束ねる中心として、徳川家康の命で築かれました。
1581年に高天神城が落城して廃城となると、これに代わる遠州南部の拠点となりました。1590年に徳川家康が関東に移封されると一時的に豊臣氏の支配下となりますが、1600年の関ヶ原の戦い以後には再び大須賀氏の居城となり、以後も譜代大名の居城として明治維新に至っています。
遠州灘と繋がる潟湖に突き出した丘陵の先端から東西に連なるように築かれた平山城で、北を松尾山と空堀に、他の3方を潟湖に守られています。築城時点では松尾山とその南西麓のみで構成され、後の改修で東西に城郭を広げていきました。東西2箇所に配された大手門、丸い河原石を用いた玉石積みの石垣、といった特徴があります。陸海の交通の要衝に位置していましたが、潟湖は1707年の大地震で消滅してしまいました。
現在では本丸跡と西の丸跡などが横須賀城跡公園として整備されており、一部の水堀や石垣などの遺構が残っている他、復元された石垣や天守台を見られます。
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